トスカーナの美しい鉱石アラバスターと「REVES(レーヴ)」 2022. 08. 18

2022 新商品紹介「REVES(レーヴ)」 8月発売

今回は、8月発売の新商品 REVES(レーヴ)と、そのモチーフになった「アラバスター」についてご紹介していきます。

REVES(レーヴ)

「アラバスター」とは?

アラバスターの薄板を通過した外光が、室内をほのかに照らす。

皆さんは「アラバスター」という言葉から、どのようなものをイメージされるでしょうか?
「アラバスターキャンドル」「アラバスタースタンド」「パワーストーン」等々…
ラグジュアリー感溢れる、あの柔らかな灯りが思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。

アラバスターは、美しい白色の鉱石の変種のひとつです。
柔らかな白さと加工性の良さから、古代エジプト、ギリシャでは彫刻や工芸品に用いられ、
教会等の建築物では、その透光性から採光用開口部に薄板として嵌め込むことで窓ガラスの代わりに使用されました。
現在でもスタンドランプなどの装飾はもちろん、インテリア素材としてLEDと共に魅力溢れる光壁として重用されています。

アラバスタ―のランプ
アラバスタ―の彫刻

透過性のある石材としてよく知られる「オニキス」と同様に、「アラバスター」は美しい白さと縞模様が特徴です。
その美しさから、海外では美しい白を形容した、アラバスタースキン(alabaster skin:白く滑らかな肌)という言葉がある程です。

アラバスターの町「ヴォルテッラ」

イタリア・トスカーナ地方 サンジミニャーノ歴史地区
(多くの塔が現存し中世情緒が色濃く残る)

イタリア・カステラーナ鍾乳洞
(内部を覆う白色の鉱石「アラバスター」)

アラバスターの鉱脈はイタリア、エジプト等にあり、イタリアのトスカーナ地方では今でもアラバスターの装飾品が数多く製造されています。
トスカーナ地方にある小さな町ヴォルテッラでは、古代から大切にされてきたアラバスターが今も息づき、町中にはアラバスター職人の工房が点在しています。
ヴォルテッラは古代ローマより前に栄えたエトルリア有数の都市で、アラバスターは紀元前3世紀頃から、古代エトルリア人が採掘を始め、彫像や柱、美術品、そしてジュエリーの材料として使われていました。

イタリア・ヴォルテッラ アラバスタ―の工房

今回ご紹介する新商品のREVES(レーヴ)は、 アラバスターの洗練された美しさにインスピレーションを得て、作られたタイルです。

REVES(レーヴ)

柔らかで暖かみのある乳白色に加え、含有成分によってはクールな青みを含むアラバスターの繊細な素材感をお届けするために、
4段階の色味を準備しています。

またラグジュアリー感を演出するポリッシュ面状、使い込まれたアラバスターの風合いによりリラックス感を与えるマット面状
二つのサーフェイスをご用意しています。

ペルル

ブルー

ノワゼッテ

ショコ

グリーン/ローズ

※こちらの形状は受注輸入対応となります(600×1200角)

最新の施釉技術により、アラバスターの持つ奥行き感を再現することで、大きな縞柄であっても、繊細な色味に仕上げられています。
過美にならないコンテンポラリーでバランスのとれた表情を持つREVES(レーヴ)は、
包み込むような暖かみがあり、建築シーンからインテリアのシーンまで、使いやすい仕立てとなっています。

この機会にぜひご確認いただければと思います。

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