「これだけは知っておきたい!」木目調タイルの使い方 2023. 11. 30
経年劣化がほとんどない木目調タイルは、雨水を持ち込む人通りの多い共用通路やエントランスなど耐久性が求められる場所に使われるケースが多くなってきました。今回は、今や定番となっている木目調タイルの基本的な使い方についてまとめましたので、ぜひデザインの参考にしていただければ幸いです。
【目次】
※各写真をクリックすると、施工事例や商品の詳細がご覧いただけます。
1.木目調タイルの施工事例から考えるおススメの場所
■雨水を持ち込むエントランスやテラス
傘や靴底によって雨を持ち持ち込むエントランス床は滑りやすいため、防滑性の高い床材を選ぶことが大切です。
木目調タイルには、インテリアの雰囲気を崩さず、防滑性を兼ね備えた床材が多くあります。
常に直射日光があたる場所は、紫外線劣化がない磁器質タイルの特性に見合っています。
■不特定多数の人が使用するトイレ
商業施設や駅の構内など不特定多数の方が利用されるトイレは、汚れやすいためメンテナンス性の良い床材の選定が必要です。
磁器質タイルであれば、吸水率が低いためシミや汚れが付きづらくお手入れも簡単です。
■雨水やシャワーによる水濡れが常にある場所
浴室など密閉されジメジメとした環境は、菌が繁殖しやすく、換気が悪いと木材などは腐食が進みます。
磁器質タイルは吸水率が低いため、そのような心配がありません。
外壁で木目調タイルを採用するケースも徐々に増えてきており、耐候性に優れた磁器質タイルは建物の保護に最適です。
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2.木目調タイルの張り方
木目調タイルは形状バリエーションが少ないため、以下の基本パターンを知っていれば十分です。
注意する点は、200×1200㎜など長尺サイズでは製品特性上「タイル中央部分が膨らんだ凸反りになりやすい」傾向があります。
そのため、隣り合うタイルを目地をずらして貼る場合は、ずらし幅に気を付けないと段差が出て、歩行の妨げになる恐れがあるので注意が必要です。
例えば、200×1200㎜タイルの場合は、目地をずらして貼る場合は、200㎜以内のずらし幅を推奨しております。
■パターン参考図
※画像をクリックすると、PDF資料が開きます。
パターン1
パターン2
パターン3
パターン4
3.おススメ木目調タイル
アンティーク材特有のディティールを巧みに表現した木目調タイル
2023年11月発売「TONGASS(トンガス)」
「TONGASS(トンガス)」は、イタリアのセラミックメーカー「MARINER社」のオーナーが、
パリのジャンクショップで偶然見つけた【トンガス産 シダーウッドの板材】からインスピレーションを受けて誕生したタイルです。
■アラスカ南東部・米国最大の国有林「トンガス」
アメリカのアラスカ南東部に位置する「トンガス国有林」。米国森林局によって「最高の宝石」とされ、1,700 万エーカー(東京ドーム約147万個分)の
広大な土地をアラスカ先住民が1万年以上前より守り続けてきました。
トンガス国有林に生息している樹木は約1万年以上から成るものをはじめ、樹齢200年以上となる“オールドグロス”(老齢樹)のシダーウッドが、
今回ご紹介する「TONGASS(トンガス)」のモチーフとなっています。
■オールドグロスのピュアで神秘的な魅力を再現したタイル「TONGASS(トンガス)」
「TONGASS(トンガス)」は、アラスカの悠久の大自然とその圧倒的な時間がもたらす、オールドグロス特有のピュアで神秘的な魅力を再現しています。
Color
ホワイト・ナチュラル・ブロンド・ブラウンの4色展開となっており、インテリアとも馴染みやすいカラーで 温かみのある空間を作り出します。
Detail
アンティーク材特有の経年変化のディティール、“スクラッチやマーク、エッジの丸み、表面の凹凸”を忠実に再現。
一見シンプルに見える木目タイルですが、光のあたり方(特に壁面)ではそのリアルな質感を感じ取ることができます。
Scene
TONGASS(トンガス)は生活空間や商業施設など、様々な環境・インテリアシーンでお楽しみいただける木目調タイルです。
■こちらのタイルをご覧になりたい方は…
弊社の各展示ルームでも「TONGASS(トンガス)」の現物をご覧いただく事ができます。
こだわり抜かれたディティール表現と、その温かみのある力強い質感を、ぜひお楽しみください。