海外タイルデザイントレンド 2021 2021. 02. 18

今年度は、コロナウイルスの影響で世界最大のタイル見本市「CERSAIE（チェルサイエ）」も開催中止となり、新商品などはZOOMでの紹介が目立ちました。

抜粋にはなりますが、海外のインテリアデザインから、特にタイルに注目しながらデザイントレンドをご紹介したいと思います。

ただし、抜粋になってしまうことと、多くの画像がWEBサイト上で公開できないため、
全ての画像を見ながら＆より詳しくお聞きになりたい方は、セミナーもご用意しておりますので、営業担当又はこちらに「セミナー希望」と記載の上お送りください。

TOPIX

・定番柄×新テクノロジー
３Dインクによる新たなタイルが登場。（奥行への挑戦）
金型投資の削減も可能に。
・万能床タイルの登場（All in One）

＜STYLEまとめ＞
・自然モチーフ、マットで質感豊かなデザインが増加。
・３大マテリアルのうち、コンクリート系が増加。
・石の希少石展開は継続、傷跡のある木が登場。
・カラー化促進！デザイン柄にも影響。
・注目！“JAPANDISTYLE”

＜定番柄×新テクノロジー＞

天然石が本来持つ無数の凹凸感、柄感を、
金型ではなく、最新の3Dインク技術で再現することで、
無数の凹凸パターンと、柄にまでも奥行きを与えることが可能になりました。

＜すべてのスペースに使える万能な床タイルが登場＞

新しい釉薬技術を使って、耐滑り性能を確保しながら滑らかでスムーズな面状が開発されています。
水濡れなどによる滑りを抑えながら、掃除のし易さや表面のざらつき感のない、屋内でも屋外でも使用できる商品です。

使用者にとっては仕様を気にせず使える一方で、
世界的には大量廃棄等の無駄を省き、余剰在庫削減にも寄与します。

弊社の商品では、Color Board Plusがこちらの部類の商品に当たります。

また SDGs、海洋プラスチック問題など地球、宇宙規模の環境対策が加速していることや、COVID-19の影響もあり、
デザイン性の高いサスティナブル素材や製品・境界のデザイン・抗菌機能を付与た商品が増加傾向にありました。
トレンドは、心地よさ、健康、安心、安全（衛生）を与えるデザインが注目を浴びています。

STYLE

・モダンベースにトライバルを取り入れたミックススタイルが継続。
・白木使い増加＝全体的に北欧テイストが強く、ナチュラルさがプラス。
・海外トレンドの“JAPANDISTYLE”※が増加。
・ポストモダン含め、全体にマテリアル感のある表現へ。

※ JAPANDISTYLE…JAPAN（和）の「侘び寂び」と
Scandi（北欧）の「ミニマリズム」「ほっとくつろげる心地よい時間や、
その時間を作り出すことによって自然と生まれる幸福感や充実感、暮らしを楽しむ姿勢」のミックススタイル。

NEW STYLE

モダンスタイルに、家具や小物でトライバル要素を取り入れたミックススタイル。

パステルブルーが、自然の中のような和らいだ雰囲気を醸し出すシンプルな空間。

「ポストモダン×マテリアル×JAPAN」のミックススタイル。色数抑えて素材感を強調。

BIOPHILIC STYLE

BIOPHILIC DESIGNとは、空間の中にいる人が、自然とのつながりを感じられるようにするための設計や手法のこと。
建物の中で直接的に自然を感じられる仕組みとして、グリーンウォールなどの植栽、噴水などの水、時間等や季節が感じられる光などがある。
一方で、自然由来の色をインテリアに使用する、自然由来の素材や家具を使用するといった、間接的な自然とのつながりも、BIOPHILIC DESIGNの特徴である。

自然の中にいるような壁一面のボタニカル表現。