海外デザイントレンド -part 2- 2020. 01. 16
CERSAIE 2019 レポート
世界最大のタイル見本市「CERSAIE(チェルサイエ)」レポートの後半です。
今回は、トレンドのマテリアル・カラー・パターンについてご紹介したいと思います。
MATERIAL
REAL STONE
岩塩デザインやクリスタルの結晶モチーフなど希少石種が拡大し、新しく色柄華やかで個性的なデザインへ。
>>リアルストーンについて詳しくはこちら
REAL WOOD
木×グレー(コンクリート)、木×ストーン・コンクリート等、形状、異素材との組合せで新しさを演出。
木×コンクリート
コンクリートの中に木板が埋め込まれたような新しいデザインや、その中で比率を変えた柄の組合せで何通りもの壁面デザインを演出。
木片入りテラゾ
ミラノサローネでみられた木片テラゾがタイルで登場!ランダムと幾何学パターンあり。
木×パターン
木と石、コンクリートなどのミックスパターン張りが増加。異素材との組合せで新しさを演出。
黒い筋木目
新しい木目デザインが少ない中、黒い筋が特徴的なデザイン微増。
木×象嵌
古典柄でも新しさを感じさせる木と石の象嵌調デザインが登場!
寄木・パーケット
繊細な細いパーケットパターン。(左)BOHO CHICでの提案も。 寄木は、形状の変化、古典柄のパターンなどアクセント的なデザイン展開。(右)
CONCRETE
露出の多いコンクリートデザインは継続。ブルー、グリーンなどカラーコンクリートに注目。
他素材と掛け合わせたようなデザイン( コンクリート×石、コンクリート×金属(オキサイト) )が増加。
金属
仕上げ、形状の新しさを加えてオキサイド(酸化)デザイン継続。鮮やかなブルー、グリーンベースのオキサイドデザイン。
磨き仕上げ増加傾向。金属見切りのアクセント使い継続。
TERAZO
テラゾのバリエーション拡大も全体に減少傾向。色・粒の大きさ・粒の形状のユニークなアレンジ。白ベースのテラゾ使いがやや増加。
COLOR&柄
明るく華やかに・形状MIXパターン増加。
カラー
ミラノサローネと連動!ホログラム/プリズムのグラデーションべースカラーのグレー継続。
アクセントカラーは、青、緑、ピンク、弁柄など。全体に明るく華やかな印象に。
柄
ボタニカルが増加。大柄のトロピカルグリーン、フラワー系。フラワーと幾何学柄を同シリーズ展開登場。
タイルの特性を活かした幾何学柄のパッチワーク張り。レトロな古典柄のリデザインが新しい。
ボタニカル / ランダム幾何学
マヨルカ
クラフト
定番のクラフト系タイル。マット、小形正方形、大形形状がやや増加。
汚し系ヴィンテージはパステル系のベース色の明るい感じに。
一方で伝統的な釉薬質感表現登場。
レリーフ
金属光沢感のある3Dデザイン。継続ライン感を強めにだしたリブ面が微増。
カラーは白を中心に展開。ややラフさのあるシェブロン、微細レリーフ登場。