壁タイルの事例13選 「飲食店カウンター」と「住宅キッチン」のタイルの使い方 2026. 02. 19
飲食店カウンターと住宅キッチンは、限られたスペースですがお店や住まいの個性を象徴し、訪れる人・暮らす人の印象を左右する「顔」となる場所です。
そして、食べ物や飲み物を扱うスペースのため清掃性や耐久性が求められます。
本特集では、デザイン性と実用性を両立させた壁タイルの最新施工事例を厳選して紹介します。
商業空間と住空間のヒントを掛け合わせ、新たなアイデアを見つけるきっかけにしていただけたら幸いです。
【目次】
- 1.大理石調の大判タイルを採用した事例
- 2.曲面のある壁にロングボーダーを採用した事例
- 3.特殊な形状のタイルを採用した事例
- 4.小さなタイルをパターン張りした事例
- 5.テラゾーやガラス素材のタイルを採用した事例
1.大理石調の大判タイルを採用した事例
ダイナミックな大理石の流れるような模様を表現するのに最適な600×1200mm角の大判タイル。
国内でも主流になりつつあるこのサイズの中から、さらに施工性に優れた薄型・軽量の6.5mm厚に注目し、その採用事例を3つご紹介します。
◆飲食店のカウンター
バーカウンターの背面壁に600×1200角の大理石調を採用した事例です。大きく斜めに入るクリーム、ブラウン、ブラックの大胆なマーブル模様の「ルーム・カラカッタオイスター」が、空間にダイナミックな印象をもたらします。
【使用商品】

ルーム カラカッタオイスター ラパートマット面
600×1200角
◆飲食店のカウンター
飲食店のカウンター上部の垂れ壁に600×1200角の大理石調タイルを採用した事例です。
ゴールデン・ベージュの地色に、茶褐色、緑色、黄色の脈が織りなすダイナミックなデザインの「ルーム・ブレッチャフェニックス」が、空間に豊かな表情を与えています。
【使用商品】

ルーム ブレッチャフェニックス ラパートマット面
600×1200角
◆住宅のキッチン
マンションモデルルームのキッチンカウンターバック壁に600×1200角の大理石調タイルを採用した事例です。
マグマが冷やされて結晶化した柄を再現した「ルーム・クォーツァイト パタゴニア」を採用。
このタイルはリビングのTV背面の壁にも採用されており、空間全体に統一感のあるダイナミックな印象を与えています。
2.曲面のある壁にロングボーダーを採用した事例
ロングボーダーを採用した事例を3つ紹介します。
近年、プレス技術が向上したことで精度よく成形できるようになったロングボーダーは、曲面のデザインに最適な形状です。
◆飲食店のカウンター
茶筒をイメージした円形カウンターに48×450mmのロングボーダーを採用した事例です。
採用した「カラーズ」は70種類のグラフィックパターンと12種類の型があり、
施釉煉瓦ならではの自然な風合いを再現した、上品な艶感をもつ施釉タイルです。
【使用商品】

カラーズ ライトグレー
48×450ボーダー
◆ヘアサロンのカウンター
こちらは飲食店ではなくヘアサロンのカウンター腰壁に事例にロングボーダーを採用した事例です。
カウンターのきれいな曲面に沿って「カラーズ」を施工していただきました。
【使用商品】

カラーズ ホワイト
48×450ボーダー
◆飲食店のカウンター
600×1200角の石調タイルを短冊に切断加工し、曲面のあるカウンターの腰壁部分にボーダータイルを採用した事例です。
【使用商品】

モンペリエ シルバー
600×1200角
【あわせて読みたい】曲面施工を美しくみせるためのポイント
曲面(R面)への施工ガイドについては、こちらの記事を参考にご覧ください。タイル幅と曲面(R幅)の適切な関係性について分かりやすく解説しています。
タイル選定の手間が省ける「丸柱や曲面への最適なタイルの選び方」
3.特殊な形状のタイルを採用した事例
エッジ部分が丸みがかった形状のタイルを採用した事例を2つ紹介します。
このような特殊な形状のタイルは、空間にアクセントを加えるとともに、難しい曲面でのタイルの見せ方として、さりげないテクニックになります。
端部の『カク・カク』とした出っ張りを視覚的に和らげ、自然な曲面に見せる上手な納め方とも言えます。
一方で、目地幅が広がりやすく、端部の納まりにも配慮が必要なため、目地材の選定がポイントとなります。
◆住宅のカウンター
短辺がR形状の74.5×300mmのボーダータイルをカウンターに採用した事例です。
光沢のある面状を縦馬張りにすることで、光が反射して綺麗な曲面が協調されています。
【使用商品】

アクアレール チタニウムブルー
74×300ボーダー
◆住宅のキッチン
キッチン背面に、短辺がR形状になったモザイクユニットを採用した事例です。曲線の美しさが空間に柔らかな表情を加え、端部を丁寧にカットし割り付けたことで、細部にまでこだわった洗練された仕上がりになっています。
【使用商品】

ロンドン ラウンドモザイク
モザイクユニット
4.小さなタイルをパターン張りした事例
飲食店のカウンターや住宅のキッチン周りで定番の小さな形状のタイルの事例を3つご紹介します。
小型形状のタイルはカラーバリエーションが豊富なシリーズが多く、パターン張りも楽しめます。
そして、貼り方を工夫することで、ベーシックなタイルであっても個性的に魅せられるのが大きな魅力です。
◆住宅のキッチン
キッチン背面の壁に45×145㎜角のタイルを施工した事例です。
長方形のタイルを、短辺と長辺が直角になるようにずらしながら組み合わせていく「矢羽張り(やはずばり)」パターンは、目地が斜めに流れるデザインで、空間に奥行きや動きのあるスタイリッシュな印象を与えます。
【使用商品】

フレームエッジ フレンチバニラ
45×145 ネット張り
◆飲食店のカウンター
窯変釉が織りなす焼き物特有の柔らかな色幅と色ムラが印象的な「サクセッション スティック」(12.5×98mm角ボーダータイル)を、
ホワイトを基調にベージュのラインでパターン張りすることで、空間に心地よいリズムを生み出しています。
【使用商品】
◆住宅のキッチン
サブウェイ調タイル(76×152㎜)をキッチン背面の壁に採用しました。
半マスずつずらす「馬張り」のパターンが、空間にクラシカルな魅力を添え、奥行き感のある洗練された印象を与えます。
【使用商品】

エトルリア ピュア ホワイト
75×150角
5.テラゾーやガラス素材のタイルを採用した事例
セラミック素材以外のタイルの事例を2つ紹介します。
◆飲食店のカウンター
テラゾーは、大理石などの砕石をセメントや樹脂で固め、表面を研磨して仕上げた人造石です。
テラゾーの端材を上手に使い、23×98mmのスティック状にした「ブレイクス」は爽やかで清潔感漂う配色が空間にリズムを生みます。
【使用商品】

ブレイクス ブラック
23×98角 ネット張り
◆住宅のキッチン
キッチンカウンターには、25mm角のガラスモザイクを採用。
水をテーマとした「ネイチャー」シリーズの持つ、瑞々しい煌めきがキッチンに格別の清潔感をもたらし、エキゾチックでありながら洗練された空間を演出します。
【使用商品】

ネイチャー バリ
25×25 ネット張り






























